解答 行政書士試験 平成20年49問
一般知識
○:1.ア:揮発油税 イ:地方道路税 ウ:自動車重量税 エ:自動車取得税 オ:石油ガス税
○:1.ア:揮発油税 イ:地方道路税 ウ:自動車重量税 エ:自動車取得税 オ:石油ガス税
問49 道路特定財源に関する次の文章の空欄[ア]~[オ]に当てはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。
道路特定財源は、道路の整備とその安定的な財源の確保のために創設された。昭和20年代後半、遅れていた道路整備を迅速に行う必要があるとして、1953年(昭和28年)に「道路整備費の財源等に関する臨時措置法」がつくられ、[ア]が道路特定財源となったのが始まりである。
その後、特定財源の対象とされる税目は次第に増えていき、ガソリンに対しては[ア]と[イ]の二つが課税され、また、自動車を対象として課される[ウ]や[エ]も道路特定財源となった。中でも[ウ]は、1970年から始まる第6次道路整備五ヵ年計画に約3,000億円の財源不足が予想されたため、当時の田中角栄自民党幹事長が新税構想を打ち上げ、創設されたものである。
このように日本では複数の税目が道路特定財源とされ、道路整備の多くをこれらの財源に依存してきたという歴史があり、2008年1月1日の時点では、[オ]を除く全ての税目で、本則よりも高い暫定税率が適用されていた。しかしながら、近年、国の財政状況が厳しいことに加え、公共投資の抑制などを背景とした道路歳出抑制により、特定財源税収が歳出を上回ることが見込まれたことをきっかけに、その一般財源化が提唱されて、2009年4月30日に道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の改正によって、一般財源化された。
選択肢(解答ページでは、出題時の順番に戻ります)
○:1.ア:揮発油税 イ:地方道路税 ウ:自動車重量税 エ:自動車取得税 オ:石油ガス税
☓:2.ア:石油ガス税 イ:揮発油税 ウ:自動車税 エ:自動車重量税 オ:地方道路税
☓:3.ア:石油ガス税 イ:地方道路税 ウ:自動車重量税 エ:自動車取得税 オ:揮発油税
☓:4.ア:揮発油税 イ:地方道路税 ウ:自動車取得税 エ:自動車税 オ:石油ガス税
☓:5.ア:石油ガス税 イ:揮発油税 ウ:自動車税 エ:自動車取得税 オ:地方道路税
解説
道路特定財源は、道路の整備とその安定的な財源の確保のために創設された。昭和20年代後半、遅れていた道路整備を迅速に行う必要があるとして、1953年(昭和28年)に「道路整備費の財源等に関する臨時措置法」がつくられ、[ア:揮発油税]が道路特定財源となったのが始まりである。
その後、特定財源の対象とされる税目は次第に増えていき、ガソリンに対しては[ア:揮発油税]と[イ:地方道路税]の二つが課税され、また、自動車を対象として課される[ウ:自動車重量税]や[エ:自動車取得税]も道路特定財源となった。中でも[ウ:自動車重量税]は、1970年から始まる第6次道路整備五ヵ年計画に約3,000億円の財源不足が予想されたため、当時の田中角栄自民党幹事長が新税構想を打ち上げ、創設されたものである。
このように日本では複数の税目が道路特定財源とされ、道路整備の多くをこれらの財源に依存してきたという歴史があり、2008年1月1日の時点では、[オ:石油ガス税]を除く全ての税目で、本則よりも高い暫定税率が適用されていた。しかしながら、近年、国の財政状況が厳しいことに加え、公共投資の抑制などを背景とした道路歳出抑制により、特定財源税収が歳出を上回ることが見込まれたことをきっかけに、その一般財源化が提唱されて、2009年4月30日に道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の改正によって、一般財源化された。
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