行政書士過去問ドリル

解答 行政書士試験 平成22年57問

一般知識

○:3.ユーザー認証   ユーザーが本人であるかどうかを確認する仕組みをいい、なりすましを困難にするために、一般的に公的個人認証による方法を用いることが多い。


問57

インターネットに関する用語とその説明に関する次の記述のうち、用語に対応する説明が妥当でないものはどれか。

選択肢(解答ページでは、出題時の順番に戻ります)

☓:1.コンピュータウイルス   電子メールやホームページの閲覧などを通じてコンピュータに侵入する特殊なプログラムであり、自らを複製しながら増殖する性質を持つものが多い。

☓:2.無線LAN   有線LANのケーブルを無線に置き換えたものをいい、配線の必要がない点で便利ではあるが、有線LANと比較してセキュリティ対策が万全ではないという欠点が指摘されている。

○:3.ユーザー認証   ユーザーが本人であるかどうかを確認する仕組みをいい、なりすましを困難にするために、一般的に公的個人認証による方法を用いることが多い。

☓:4.サーバ   ネットワーク上で情報やサービスを提供するコンピュータのことをいい、インターネットでは、Webサーバやメールサーバ、DNSサーバなどが使用されている。

☓:5.ログ   コンピュータが保有するユーザーの接続時刻や処理内容などを記録したファイルのことをいい、通常は、ログを参照することで、コンピュータの動作を管理することができる。

解説

1.正しい。
コンピュータウイルスとは、第三者のプログラムやデータベースに対して意図的に何らかの被害を及ぼすように作られたプログラムであり、「自己伝染機能」「潜伏機能」「発病機能」の機能を一つ以上有するもののことであり、一般には、自己伝染機能を持つものが多い。
なお、広義には、コンピュータに被害をもたらす不正なプログラム等全てを指してコンピュータウイルスとすることもある。
2.正しい。
無線LAN(ワイヤレスLANともいう)とは、有線LANのケーブルに置き換えて、無線通信を利用してデータの送受信を行うLANシステムのことである。
配線の必要がない点で便利ではあるが、他の無線機器や電子レンジ等によって、通信に影響がでる可能性がある点や電波によって通信が行われるという特性上、第三者によって通信内容を傍受されうるというセキュリティ対策の問題点が指摘されている。
3.誤り。
ユーザー認証とは、システムやアプリケーション等に対して、正当に使用できるユーザーかどうかを識別するための仕組みをいい、たとえば、共通鍵や暗号鍵などの鍵によるもの、パスワードやログイン名によるもの、指紋や瞳の虹彩などによるバイオメトロ二クス認証によるものなどがある。
公的個人認証は、申請・届出等行政手続のオンライン化に資するため、第三者による情報の改ざんの防止・通信相手の確認を行う、高度な個人認証であり、これを利用してユーザー認証することもできるが、一般的な方法とはいえない。
4.正しい。
サーバ(サーバーともいう)とは、ネットワーク上でユーザー(クライアント)からの要求に対して情報やサービスを提供するコンピュータのことで、インターネットでは、Webサーバーやメールサーバー、DNSサーバーなどが使用されている。
5.正しい。
コンピュータが保有するユーザーの接続時刻や処理内容などを記録したファイルのことで、通常は、ログを参照することで、コンピュータが正常に動作しているかどうかを管理することができる。
たとえば、Webサーバーの場合には、管理しているWebサイトに訪問してきたユーザーの情報が格納される。


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    一通りテキストを読み込んでから取り組みましょう。

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