行政書士過去問ドリル

解答 行政書士試験 平成27年18問

行政事件訴訟法

○:3.イ・ウ


問18 行政事件訴訟法に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

ア 処分の差止めの訴えの審理中に当該処分がなされた場合、差止めの訴えは、当該処分の取消しの訴えとみなされる。
イ 取消判決は、その事件について、処分庁その他の関係行政庁を拘束すると定められているが、同規定は、公法上の当事者訴訟に準用されている。
ウ 不作為の違法確認の訴えは、処分又は裁決についての申請をした者に限り、提起することができ、それ以外の第三者が提起することは許されない。
エ 裁判所は、必要であると認めるときは、職権で、処分をした行政庁以外の行政庁を訴訟に参加させることができるが、その行政庁から申し立てることはできない。
オ 行政庁は、取消訴訟を提起することができる処分をする場合には、相手方に対し、取消訴訟の被告とすべき者等を教示しなければならないが、審査請求に対する裁決をする場合には、それに対する取消訴訟に関する教示の必要はない。

選択肢(解答ページでは、出題時の順番に戻ります)

☓:1.ア・イ

☓:2.ア・オ

○:3.イ・ウ

☓:4.ウ・エ

☓:5.エ・オ

解説

ア.誤
イ.正 実質的には行政処分の違法性を争う訴訟だが法律により、私的当事者間での権利義務を争う訴訟として構成される
ウ.正
エ.誤 行政庁側も申し立てることができる(行政庁の訴訟参加)第二十三条
オ.誤 行政庁は、取消訴訟を提起することができる処分又は裁決をする場合には、当該処分又は裁決の相手方に対し、次に掲げる事項を書面で教示しなければならない。ただし、当該処分を口頭でする場合は、この限りでない。


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