行政書士過去問ドリル

解答 行政書士試験 平成29年56問

一般知識

○:4,ウ・エ


問56 情報技術に関する次のア~オの記述のうち、妥当なものの組合せはどれか。

ア.ワームとはアプリケーションの開発時に発生したプログラムのミスが原因で起きる不具合のことをいう。
イ.DNSとはDigital Network Solutionの略であり、コンピュータ・ネットワークにおいてセキュリティを確保するための国際的に標準化された仕組みである。
ウ.クッキー(cookie)とは、ブラウザにデータとして蓄積されている閲覧先リストを指す。ウェブ・サーバーとブラウザ間でやり取りされる通信プロトコルの一種でもあるが、一般的には、利用者がどのようなサイトを訪れたかに関する情報をいう。
エ.トロイの木馬とは、トロイ戦争で木馬の中に兵を潜ませた逸話に摸した手法である。ウイルスをユーザーに気付かれずにメールに添付したりソフトウェアに潜ませたりして感染させる。
オ.ホストとは、コンピュータOSにおいて管理者権限を持つ者を指す用語である。システムを中心的に操作する者という意味で名付けられた。

選択肢(解答ページでは、出題時の順番に戻ります)

☓:1.ア・イ

☓:2,ア・オ

☓:3,イ・エ

○:4,ウ・エ

☓:5,ウ・オ

解説

ア.妥当でない。
ワームとは、「他のファイルに寄生して増殖するのではなく、自分自身がファイルやメモリを使って自己増殖を行うタイプのウイルスのこと」である。
したがって本肢は妥当でない。
イ.妥当でない。
DNSとは、「Domain Name System(ドメイン・ネーム・システム)の略。soumu.go.jp.などのドメイン名をIPアドレスに変換する仕組みのことである。インターネットに接続されたコンピュータは、数字で構成されるIPアドレスで通信を行うが、ドメイン名はIPアドレスとは異なり、soumu.go.jp.のような文字列で記述できるため、人間にとって扱いやすいことから、ドメイン名とIPアドレスとの対応付けを行うDNSという仕組みが作られた」ものである。
したがって本肢は妥当でない。
ウ.妥当である。
クッキー(Cookie)とは、「ホームページを閲覧した際に、Webサーバが利用者のコンピュータに保存する管理用のファイルのこと。利用者の登録情報や今までのショッピングカートの内容などを利用者のコンピュータに保存しておくことで、次回その利用者が同じWebサイトを訪問した場合に、それらのデータを利用できるようにする仕組みを指す」である。クッキーがあるために、利用者がどのようなサイトを訪れたかが分かることになる。
したがって本肢は妥当である。
エ.妥当である。
トロイの木馬とは、「コンピュータの内部に潜伏して、システムを破壊したり、外部からの不正侵入を助けたり、そのコンピュータの情報を外部に発信したりするプログラムのこと」である。ウイルスをメールに添付したりすることで、ユーザーに気付かれないように感染させることができるものである。
したがって本肢は妥当である。
オ.妥当でない。
ホストとは、他の端末の要求を処理し、他の端末にその処理結果を提供するコンピュータのことである。
したがって本肢は妥当でない。


この問題の成績

  • まだ、データがありません。


  • 試験過去問題の使い方

    平成30年までの行政書士試験問題の過去問を掲載しています。

    問題の解答ボタンの順番が、毎回ランダムで移動するので正解番号を覚えてしまうことを防止できます

    過去問ドリル使い方

    法令、一般知識のほか、法令につては(基礎法学、憲法<総論、人権、統治、財政>、行政法<行政手続法行政指導、行政事件訴訟法、国家賠償法、地方自治法>、民法<総則、物件、担保物件、債権>、商法、会社法、)などジャンルから選択するか、試験出題年度を選択してください。

    問題文章の後に選択肢が表示されるので、文章をタッチして解答してください

    解答画面では、過去6ヶ月間の解答について、履歴を表示するとともに、ユーザー全体の正解率を表示します。


    過去問を使った学習のヒント

    行政書士試験の本番時間は、3時間(180分) 法令46問、一般知識14問の合計60問が出題されます。

    1問あたり3分180秒で解答すれば間に合う計算になります。しかし、実際には、記述はもちろん、多肢選択、一般知識の文章読解問題は長い問題文を読んでいるだけで3分以上かかる場合もあるので180秒より速く解答する必要があります

    重要!毎日三時間用意する

    1問あたり100秒で解く(おおよそ半分の時間で一周できます)

    じゃあ残った時間は何をするのか?→解答を見る前に必ず見直すようにしてください。(回答時に自信がある問題、ない問題の目印をつけておくなど)


    過去問ドリルに取り組む前に

    一通りテキストを読み込んでから取り組みましょう。

    どの年度でもいいので初回60問といて、94点未満以下の場合はもう一度テキストを読み込む作業に戻りましょう

    300点満点中の180点取れれば合格ですので、目安として94点以上であれば、本格的に過去問ドリルに取り組んでみてください。