行政書士過去問ドリル

解答 行政書士試験 平成28年47問

一般知識

○:3,1971年に、核兵器を「もたず、つくらず、もちこませず」を趣旨とする非核三原則が国会で決議された。


問47

日本と核兵器の関係に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。

選択肢(解答ページでは、出題時の順番に戻ります)

☓:1.1945年8月6日にアメリカが広島に、同年8月9日にソ連が長崎に、それぞれ原爆を投下した。

☓:2,1954年にビキニ環礁でフランスが水爆実験をし、日本漁船が被ばくし、死者が出た。

○:3,1971年に、核兵器を「もたず、つくらず、もちこませず」を趣旨とする非核三原則が国会で決議された。

☓:4,第2次安倍内閣は、これまでの非核三原則を閣議決定において転換し、オーストラリアに核兵器を輸出した。

☓:5,2016年5月に現職としては初めて、アメリカのオバマ大統領が被爆地である広島および長崎を訪問した。

解説

1.妥当でない。
1945年8月9日に長崎に原爆を落としたのはアメリカである。もし、このような問題を模擬試験で出題すれば、大ブーイングが聞こえるだろう。
2.妥当でない。
ビキニ環礁で水爆実験をしたのは「アメリカ」である。この実験によって、日本漁船第五福竜丸の船員全員が被ばくし、無線長が亡くなった。
この環礁は、1946年からアメリカの核実験場となっていた。
3.妥当である。
非核三原則とは、「核兵器をもたず、つくらず、もちこませず」という三つの原則からなる。これは、1967年国会の答弁で当時の総理大臣であった佐藤栄作が言い出した原則である。これを国会で決議したのは本肢の通り1971年である。
4.妥当でない。
第2次安倍内閣が、これまでの非核三原則を転換して、オーストラリアに核兵器を輸出した事実はない。
5.妥当でない。
2016年5月にアメリカのオバマ大統領が被爆地広島を訪問したことは正しいが、長崎は訪問しなかった。
余談であるが、憲法を学習する者として、一度は広島の原爆資料館を訪れて頂きたい。


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