行政書士過去問ドリル

解答 行政書士試験 平成25年57問

一般知識

○:2.1ビットで2通り、2ビットで4通り、4ビットで16通りの情報を表すことができる。8ビットで256通りの情報を表すことができ、これを1バイト(B)と呼ぶ。


問57

ディジタル情報に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。

選択肢(解答ページでは、出題時の順番に戻ります)

☓:1.既存の状態をアナログ、既存の状態からの変化をディジタルと呼ぶ。情報のディジタル化とは、情報が既存の状態から変化する近年の情報技術革新を指す。

○:2.1ビットで2通り、2ビットで4通り、4ビットで16通りの情報を表すことができる。8ビットで256通りの情報を表すことができ、これを1バイト(B)と呼ぶ。

☓:3.大きな情報量を表す単位に、キロバイト(KB)、メガバイト(MB)、ギガバイト(GB)などがある。1k㎡=1,000,000㎡と同様に、1KB=1,000,000Bである。

☓:4.文字をコンピュータで扱うためには、文字に2進数の文字コードを付ける必要がある。日本工業規格(JIS)漢字コードで表された1つの漢字の情報量は、1バイトである。

☓:5.画像をコンピュータで扱うためには、画像を分解して小さな点(ドット)の集まりに置き換える必要がある。こうした作業を符号化という。

解説

1.誤り。
機械で情報を扱う際の表現方法には、アナログとディジタルがある。
アナログは、情報を既存の状態や連続量で表すのに対し、ディジタルは情報を離散的な量で表す。
例えば、時計の場合、アナログ式は、時間(情報)を長短針による角度(連続量)で表すのに対し、ディジタル式は、時間(情報)を「10時10分」として離散的な量で表す。
情報のディジタル化とは、その名の通り情報(文字、音声、映像、画像など)をディジタル(離散的な量)に変換することであり、例えば、文字情報の場合だと、それをコンピュータ内部で数値化(文字コードに変換)させることである。
こうすることで、コンピュータによる操作が可能になり、長期保存や加工や編集がしやすくなると共に、大量、高速に情報伝達をすることができる。
したがって、本肢のアナログとディジタルの定義説明は、大雑把ながら必ずしも誤りとは言い切れないが、情報のディジタル化の定義説明は明確に誤りである。
2.正しい。
ビットとは、多くのコンピュータが扱うデータの最小単位のことで、2進数化されており「0」か「1」で表現される。
1ビットであれば「0」「1」という2通りの情報を表すことができ、2ビットであれば「0、0」「0、1」「1、0」「1、1」の4通りとなり、その後は、ビット数が1増える毎に倍になっていくため、8ビットは、256通り(2の8乗)になる。
また、8ビットは、通常、1バイト(B)と呼ばれている。
3.誤り。
大きな情報量を表す単位に、キロバイト(KB)、メガバイト(MB)、ギガバイト(GB)などがあるという点は正しい。
しかし、「1KB=1000B」である。
なお、1KBは、2の10乗で表現することもあり、この場合は1024Bとなる(肢2参照)。
4.誤り。
文字をコンピュータで扱うためには、文字に16進数の文字コードを付ける必要がある。
日本工業規格(JIS)漢字コードで表された1つの漢字の情報量は、2バイトである。
5.誤り。
画像をコンピュータで扱うためには、画像をディジタル化する必要があるが、その過程は、画像を分解して小さな点(ドット)の集まりに置き換えて(これを「標本化」という)、その各点を色のデータに変換させることになる(これを「量子化」という)。
したがって、本肢の作業は符号化ではなく、標本化である。
なお、符号化(エンコード)とは、ディジタルデータを一定の規則に従って、目的に応じた符号に変換することで、データ圧縮や暗号化などする場合に使われる。


この問題の成績

  • まだ、データがありません。


  • 試験過去問題の使い方

    平成30年までの行政書士試験問題の過去問を掲載しています。

    問題の解答ボタンの順番が、毎回ランダムで移動するので正解番号を覚えてしまうことを防止できます

    過去問ドリル使い方

    法令、一般知識のほか、法令につては(基礎法学、憲法<総論、人権、統治、財政>、行政法<行政手続法行政指導、行政事件訴訟法、国家賠償法、地方自治法>、民法<総則、物件、担保物件、債権>、商法、会社法、)などジャンルから選択するか、試験出題年度を選択してください。

    問題文章の後に選択肢が表示されるので、文章をタッチして解答してください

    解答画面では、過去6ヶ月間の解答について、履歴を表示するとともに、ユーザー全体の正解率を表示します。


    過去問を使った学習のヒント

    行政書士試験の本番時間は、3時間(180分) 法令46問、一般知識14問の合計60問が出題されます。

    1問あたり3分180秒で解答すれば間に合う計算になります。しかし、実際には、記述はもちろん、多肢選択、一般知識の文章読解問題は長い問題文を読んでいるだけで3分以上かかる場合もあるので180秒より速く解答する必要があります

    重要!毎日三時間用意する

    1問あたり100秒で解く(おおよそ半分の時間で一周できます)

    じゃあ残った時間は何をするのか?→解答を見る前に必ず見直すようにしてください。(回答時に自信がある問題、ない問題の目印をつけておくなど)


    過去問ドリルに取り組む前に

    一通りテキストを読み込んでから取り組みましょう。

    どの年度でもいいので初回60問といて、94点未満以下の場合はもう一度テキストを読み込む作業に戻りましょう

    300点満点中の180点取れれば合格ですので、目安として94点以上であれば、本格的に過去問ドリルに取り組んでみてください。